私自身、何度も言われてきました。
確かに弱い。と思うこともあります。
しかし、本気で取り組んでみると実はそうでもありません。
というより、結構実用に耐えるパフォーマンスを発揮してくれます。
他のデータベースでは、当たり前に使われている方法ですが、中間テーブルを上手に使えば、集計は驚くほど早くなります。
たとえば、在庫管理とか、顧客別月間売上ランキング、営業マンの月間営業成績ランキングとか・・・・。
こんな要望はお客様からは非常に多いのですが、多くの開発者は苦い顔をします。
で、そういう開発者に無理を言って作らせると、以下のような実装をします。
対象のテーブルに対して検索をし、
小計の対象となるフィールドでソートし、
小計パート付のレイアウトでプレビューする・・・。
でも、この実装方法ってだれも幸せにならないんですよね。
まず、表示まで時間がかかる。
それこそ気がついたときに見たいものですし、
数字の変化を確認したいものだったりしますから、
日に何度も見る事もあります。
それが一々表示に時間がかかっていては、
ストレスが溜まりまくりです。
次にプレビューでしか表示できないという事。
つまり、集計数字は普段持っていないんです。
表示のたびに計算して、表示が終われば数字はないんです。
これはその数字を利用して、例えばExcelで加工したりとか
または、集計数字の多い順や少ない順での表示や
一定以上のもの、例えば、月間売上100万円以上の社員だけを表示なんてことはできないという事になります。
おまけにレコード数によってはサーバーにまで負担がかかって、
通常作業をしている関係の無いユーザーにまで影響が及びます。
その結果、
「ファイルメーカーだめじゃん」
と、言われてしまったりするんですね。
悔しいですよね。
でもこれはファイルメーカー(FileMaker)がダメなんじゃなくて、
実装方法が間違っているんです。
(なんで言い切れるかというと、もっと早くて便利方法があるから)
じゃあ、どうすればよいのか。
答えは簡単、集計用のテーブルとフィールドをちゃんと作っておけばいいのです。
(2)に続きます。
ラベル:ファイルメーカー ファイルメーカーの限界