ファイルメーカー(FileMaker)でのシステム開発を紹介しているブログでいうのもなんですが、
私はファイルメーカー(FileMaker)でしかシステム開発をコーディネートできないわけではありません。
あくまで、業務システムを制作するプラットホ-ムの選択肢の一つとして考えているのですが、結果として、
ファイルメーカー(FileMaker)での開発が最適であると判断している案件が多いだけなのです。
oracleやMSSQLなど、いくつも選択肢がある中でFileMakerを選択することが多いは、
それなりの理由があります。
ここでは、プラットホーム選定の決定打になる、FileMakerが持つ特色をご紹介します
1.開発が簡単である
こんなことを言うと、プログラマの皆さんに石を投げられてしまうかもしれませんが、
本当に簡単に開発できるプラットホームであると思います。
しかし、簡単であるということは、開発者、利用者の双方に様々なメリットをもたらしてくれます
まず、開発期間が短くなります。つまり、開発コストが安くなります。
次に、開発期間が短ければ短いほど、導入の苦労が軽減されます。(詳しくはcolumn7)
また、利用者であるお客様も少し勉強すれば、多少の変更は自分でできるようになります。
「ここがもうちょっとこうだったらなあ」という不満を簡単に解決できるというのは
精神衛生上非常によいことで、快適に仕事ができます。
2.変化に強い。
開発が簡単であるということは、改良も簡単であるということです。
成長している企業ほど、業務フローが激しく変化していきます。
その成長にシステムがついていけなければ、業務の足を引っ張ってしまうことになります
そういった改良・追加要望に対応できるプラットホームとしてFileMakerは高い期待ができます。
3.windowsでもmacintoshでも使える。
デザインなどを手がけている企業さんではmacintoshとwindowsが共存していることがよくあります。
その場合、同じ会社の社員なわけですから、情報を共有したいのは当たり前の話です。
では、両方のOSで使用できるソフトウェアは? となると意外と選択肢がありません。
webシステムかFileMakerか・・・。
反応速度、使い勝手などを考えると、ファイルメーカー(FileMaker)が最適であると考えることが自然な場合が多いです。
4.意外と限界点が高い
詳しくはcolumn6で記述しますが、FileMakerServer(
→column4)でDatabaseを公開した場合、
最大250ユーザまで同時接続できます。
さらに、カスタムweb(→column5)
を使用した場合、250人の壁を超えることもできます。
実際私がお手伝いさせていただいている企業さまでは500人のユーザが使用しているシステムもあります。
中堅・中小企業の業務基幹システムや、大企業の部門システムとしては必要充分な性能といえるでしょう。
5.足りない部分は他のアプリケーションでカバーできる
エクセル、各種会計ソフト、宅急便伝票発行システム、業務基幹システムなどとデータ連動
させることができます。
FileMaker自体がその手軽さゆえに、社内システムの主役ではなく、部門システムやチーム単位での
小さなシステムとして開発されることが多かったために、他のシステムとのデータ連動のノウハウが
蓄積されています。
上記のような特色をファイルメーカー(FileMaker)は持っているので、ファイルメーカー(FileMaker)で開発しましょうとご提案することが、
結果として多くなっているのです。